<大相撲一月場所>◇十三日目◇26日◇東京・両国国技館
新入幕の前頭十五枚目・大の里(二所ノ関)が、三役経験者の前頭十二枚目・隆の勝(常盤山)を押し出しで圧倒。9勝目の勝ち星を挙げ、「もはやこのクラスでは格が違うわ」「新入幕でやばいよ」とファンが仰天したほか、解説の玉ノ井親方も「じきに優勝する大器」と絶賛した。
初土俵から所要4場所のスピードで新入幕を迎えた大の里。まだ髷が結えないザンバラ頭ながら、6連勝で九日目に勝ち越しを決め、優勝争いにも食い込む快進撃を見せてきた。十日目からの三日間は割を崩して関取、大関、横綱に挑戦。役力士の壁には跳ね返されたものの、スケールの大きな相撲で館内を沸かせてきた。
十三日目に対戦したのは、元関脇の実力者・隆の勝。だが立ち合い肩から当たった大の里は、のど輪で起こされるも問題にせず、右を差すと圧力で圧倒。電車道で一気に押し出して連敗をストップ、9勝目の勝ち星を上げた。規格外のスケールで完勝した大の里は二桁勝利、そして三賞受賞の可能性も見えてきた。一方、敗れた隆の勝は5敗目を喫した。
取組を受け、ABEMAで解説を務めた元大関・栃東の玉ノ井親方は「当たった後の二の矢が早い」と大の里を絶賛。「左からおっつけて相手の上体を起こし、そこから一気に前に出ました」と勝因を指摘した。
玉ノ井親方はさらに、「(この相撲を)本当は上位陣にやって欲しかった。でも、右を差しにいっても半身の形だったので通用しなかった」と説明。「もともと持っている潜在能力は高いので、それを上位陣にぶつけたらどうなるか。自分でも考えていたんですけど、やっぱり緊張感やプレッシャーがあって、なかなか体が動かないというのもわかる」と大の里の心情を代弁しつつ、「でも絶対、じきに優勝するぐらいの大器」と今後の活躍に期待を寄せた。
元関脇の実力者を圧倒した大の里。その底知れないパワーに、ファンも「力強いなあ」「すきを与えない相撲」「新入幕でやばいよ」「素晴らしいと思います」「圧倒的だな」「もはやこのクラスでは格が違うわ」「期待の星よ」と大盛り上がりの様子を見せていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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