【ブンデスリーガ】バイエルン1-0ウニオン・ベルリン(日本時間1月25日/アリアンツ・アレーナ)
誰もがPKを確信した瞬間だった。今節がバイエルンでのデビュー戦となったDFダイアーが、ボックス内で相手DFを背後から接触する形で倒してしまった。解説も「あ、PKだね」と呟いたが、結果的に主審は笛を吹かず。ノーファウルのまま試合続行となった。
バイエルンが1-0とリードして迎えた71分、カウンターの局面でウニオン・ベルリンは右サイドからのアーリークロスでハイラインを敷くホームチームの裏を突いた。
このクロスにウニオン・ベルリンFWケヴィン・ベーレンスが飛び込もうとするが、背後からDFエリック・ダイアーのチャージを受けて転倒。そのこぼれ球をジェローム・ルシヨンが詰めたが、これはバイエルンの守護神マヌエル・ノイアーがビッグセーブで防いだ。
主審はこの一連のプレーで笛を吹かなかった。しかし、ダイアーとベーレンスの接触はかなり怪しく、ABEMAで解説を務めた福田正博氏は「あ、PKだね」とコメント。ただ、そのまま続行となると元日本代表FWは「(シュートを)蹴ろうとしたときに足が当たってると思うんですよ。その後にシュートまでいったので流したのかもしれませんけど」と、主審がPKの笛を吹かなかった理由について分析していた。
この場面について、ABEMA視聴者は「ダイアー怖くね?」「ダイアー、、、」と新加入のイングランド代表DFの守備についてヒヤリとした様子だ。そもそも前所属のトッテナムでは、足が遅いためにハイラインの戦術に合わず放出されており、同じくハイラインのバイエルンの戦術にフィットすることは考えにくい。
キム・ミンジェがアジアカップに出場している期間はこのイングランド代表DFが3番手CBであり、前半にダヨ・ウパメカノが負傷した今節のように怪我人が出てしまうと彼を起用することになる。この場面でもあっさりとベーレンスにスピードで剥がされて前に入られており、早速懸念事項が露呈した瞬間だった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)