【ブンデスリーガ】バイエルン1-0ウニオン・ベルリン(日本時間1月25日/アリアンツ・アレーナ)
主審の目は誤魔化せなかったようだ。バイエルンMFゴレツカが空中で相手選手と競ろうとしたところで胴体から落下するように倒れたため、ホームチームのリスタートでの再開かと思われた。しかし、ドイツ代表MFはさりげなく肘で相手MFのジャンプを妨害しており、ウニオン・ベルリンにファウルが与えられている。
バイエルンが1-0とリードして迎えた90+6分、ラストプレーでウニオン・ベルリンはGKからのロングボールでチャンスを伺った。
これに対して反応したのが、バイエルンMFレオン・ゴレツカとウニオン・ベルリンDFケヴィン・フォクトとの両名。結果はフォクトがゴレツカの下に潜ってしまい、ドイツ代表MFは胴体から地面に落下した。
このようなケースでは下に潜った選手のファウルが取られるのが大半なのだが、主審はウニオン・ベルリンボールを指示。リプレイ映像を見ると、先にジャンプしたゴレツカがフォクトの後頭部に肘を当てており、競り合うのを妨害していた。
ABEMAで実況を務めた西岡明彦氏も「さりげなーく、肘を使ってました」と視聴者に伝え、ウニオン・ベルリンのラストプレーを見守った。
絶好の位置でチャンスを得たアウェイチームだったが、最後はクロスボールが通らず試合終了の笛が鳴った。現在ウニオン・ベルリンは15位と残留争いに巻き込まれており、一つでも多くの勝ち点を稼ぎたかったところだったが、ドイツの絶対王者相手に番狂わせとはならなかった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)