【ブンデスリーガ】アウグスブルク2-3バイエルン(日本時間1月27日/WWKアレーナ)
審判泣かせの際どいプレーだった。バイエルンFWケインがゴールネットを揺らした場面で、副審は迷わずオフサイドフラッグを上げた。確かにケインはオフサイドだったのだが、そもそも渡ったボールが味方のパスか、相手のクリアだったのかによって判定は変わる。この微妙なプレーの結果はどうなったのだろうか。
バイエルンが2-1とリードして迎えた58分、敵陣で右SBで先発出場していたラファエル・ゲレイロから右WGのレロイ・ザネにボールが渡ると、一気に攻撃が加速した。
バイエルンの背番号10は得意のカットインで敵陣ボックス内に進入すると、最後はファーサイドにいたFWハリー・ケインを目がけてパス。これは相手DFにカットされたが、そのこぼれ球をジャマル・ムシアラが回収。最後は再びケインのもとにボールが渡り、冷静にゴールに流し込んだ。
しかし、副審はムシアラからケインにボールが渡ったところがオフサイドだとしてすぐにフラッグを上げた。実際にリプレイ映像を見返すと、イングランド代表FWはオフサイドポジションにいたが、そもそもムシアラのパスだったのか、それを阻止しようとして足を伸ばしたアウクスブルクMFクリスティヤン・ヤキッチのクリアだったのか、かなり際どいプレーだった。
これにはABEMA視聴者も「これはクリアじゃね?」「かなり微妙」「ムシアラかな?」「クリアミスっぽい」「クリアじゃない?」「相手も触ってるな」と、困惑している様子だった。
この場面について、ABEMAで解説を務めた風間八宏氏は「(最後に触ったのは)ムシアラではないように見えますけどね」とコメント。その後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の助言によってODR(オン・フィールド・レビュー)が行われると、風間氏の指摘通りアウクスブルクの選手によるクリアへと判定が変わり、バイエルンのゴールが認められた。
ケインにとって3試合ぶりのゴールが認められた瞬間、バイエルンの選手は大喜び。フィールドプレイヤーは輪になって喜ぶと、GKマヌエル・ノイアーはピッチ脇で準備をしていたトーマス・ミュラーとハイタッチをかわし、貴重な追加点に大興奮の様子だった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)