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【映像】菅井八段の3連勝に歓喜するパブリックビューイング会場

 これが、エースだ。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選Aリーグ1回戦・第2試合、北海道・東北VS中国・四国が1月27日に放送された。通算5勝2敗で勝利したチーム中国・四国は、岡山市出身の菅井竜也八段(31)が3連投3連勝と大活躍。パブリックビューイング会場では「ぼっけえ強えで!」と大歓声が沸き起こった。

【映像】菅井八段の3連勝に歓喜するパブリックビューイング会場

 3連投3連勝の大躍進でその実力を見せつけた。エース菅井八段は自身の弟弟子・藤本渚四段(18)の黒星を取り返すべく、第2局から登場。相手チームの新鋭・小山怜央四段(30)との対戦は二転三転の熱戦となったものの、圧巻の突破力を発揮し181手で勝利をもぎ取った。続く第3局の広瀬章人九段(37)戦では、相手のミスを見逃さず一気にリードを切り開いて2連勝。さらに第4局の戸辺誠七段(37)では、相振り飛車戦も予想された中で居飛車を選択。「自分が振り飛車を持って経験のある形だった」と自身のペースに引き込むと、“戸辺攻め”を完全に封じ込めて穴熊を圧倒した。

 この勝利に、広島市内の「広島将棋ひろば」に設けられたチーム中国・四国のパブリックビューイング会場は「ぼっけえ強えで!すがいー!」と岡山の言葉で「ものすごい」を意味する“ぼっけえ”で大歓喜。ABEMAのコメント欄にも「菅井さんつっよ」「ナイスガイ」「強すぎる」「菅井さん止められる人いるか?」と強さを称える声が多く寄せられていた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】菅井八段の3連勝に歓喜するパブリックビューイング会場
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【映像】激闘を振り返るチーム中国・四国(4分30秒頃~)
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