【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン0-0ボルシアMG(日本時間1月28日/バイアレーナ)
トップチームデビューを飾ったボルシアMGのFW福田獅王が守備で貢献した。18試合を消化した前節終了時点で50ゴールを奪っていたレヴァークーゼンの波状攻撃に対して、19歳の日本人FWは積極的なプレスで簡単にクロスを上げさせない対応を披露。途中出場から自らに与えられたタスクを遂行している。
スコアレスで迎えた79分、1月16日にトップチーム昇格を果たしたばかりの福田獅王が途中出場からブンデスリーガデビューを果たした。
福田の名前が日本で有名になったのは全国高校サッカー選手権大会だろう。神村学園の選手として3年連続で同大会に出場すると、2022年大会では得点王のタイトルを獲得。同年3月にはバイエルンの練習に参加するなど国内外で注目を集め、2023年1月にボルシア・メンヒェングラートバッハのセカンドチームに加入していた。
今季はセカンドチームで5ゴールを奪う活躍を披露しており、アラサヌ・プレアやトマーシュ・チュワンチャーラら前線に怪我人が続出していることもあっての大抜擢だった。
そんな福田に与えられた最初のタスクが守備だった。この試合でも28本のシュートを放ち、8試合を消化した前節終了時点で50ゴールを奪っていた強力レヴァークーゼンの攻撃に対して19歳の日本人FWは積極的にプレス。グラニト・ジャカに前を向かせない寄せで対応し、左サイドからクロスを上げられることを阻止した。
いきなり首位相手という難易度の高い試合で、自らに課せられた役割をしっかりと実行した。シュートチャンスは訪れなかったが、チームへの貢献という視点では上々のデビューとなったのではないだろうか。
(ABEMA/ブンデスリーガ)