【ブンデスリーガ】アウクスブルク2-3バイエルン(日本時間1月27日/WWKアレーナ)
”爆速王”が逆足の弾丸ミドルを突き刺した。左SBのデイヴィスはボックス手前の内側のレーンでボールを受けると、利き足ではない右足を一閃。ニアサイドに地を這う弾丸シュートを叩き込んでみせた。もともとFWを本職としている選手らしい、抜群の攻撃センスを感じた場面だった。
バイエルンが1-0とリードして迎えた45+5分、バイエルンMFレオン・ゴレツカが中盤でボールを持ちパスコースを伺うと、左SBとして先発出場していたアルフォンソ・デイヴィスが素晴らしいセンスでライン間にポジションを取ってパスを受けた。
綺麗に前を向くと相手との駆け引きをし、右足にボールを持ち替えてシュートコースを作り右足を一閃。利き足とは逆の足で放たれた弾丸シュートはニアサイドのゴール隅に突き刺さり、相手GKは触ることすらできなかった。速さ、コース共に最高級のフィニシュだった。
ABEMAで解説を務めた風間八宏氏は「ボールと自分の間に人を入れずに(パスを)受けるコースを作りましたよね。そしてその横もコース作ってるんで相手はなかなかデイヴィスのディフェンスに行けない。綺麗な右足でしたね」とカナダ代表DFのシュートに至るまでの過程と精度の高いシュートを称賛していた。
このシーンを見たABEMA視聴者は「かっこよ!」とスーパーゴラッソに惚れ惚れしている様子だった。
バイエルンでは左SBを務めることが多いデイヴィスだが、MLSデビュー当初はWGの選手として名を馳せた選手で、カナダ代表では今でもFWとして起用されることがある。2022年に行われたカタールワールドカップのグループステージ第3節モロッコ戦ではツートップの1角として出場していた。
バイエルン加入後は左SBにコンバートされたこともあり、そこまでゴールを量産しているわけではないが、今回みせたミドルシュートは彼の攻撃センスが感じられた瞬間だったのではないだろうか。
(ABEMA/ブンデスリーガ)