【WRC】ラリー・モンテカルロ(1月27日/デイ3)
世界ラリー選手権(WRC)の今季開幕戦『ラリー・モンテカルロ』で世界最高峰のラリーカー、GRヤリスが壮絶な走りを見せてギャラリーを魅了した。
この日行われたのは、SS(スペシャル・ステージ)9からSS14までの計6ステージ。朝一番に走行したSS9は『ラリー・モンテカルロ』らしく、湖も見える雄大な景色のなかの高低差1200メートルの山岳地帯を駆け抜けるステージになっており、この日の路面は乾いた状態であった。
前日のデイ2を終えた時点で首位に立っていたトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)のエルフィン・エバンスは、コーナーでイン側の側溝に片側のタイヤを落として砂ぼこりを上げながら激走!
車体が斜めになってフロントバンパーや車体の裏側を段差に擦りながらも、なかば強引にタイムを縮めようとするこのエバンス選手気合の走りに対し、視聴者からは、「まじで崖やんこっわ」「すっげえとこ走ってんな」「落ちてる落ちてる」「豆腐屋走法」など驚きのコメントが集まった。
エバンスのマシンはこの日、SS10でマシンに問題を抱えてしまい、SS11が終わった時点で2位とひとつ総合順位を落とした。後にハイブリッドシステムに関する問題を抱えたことも発覚したが、このような悪条件下に見舞われた1日の中で、渾身の走りが光ったシーンだった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)