1月27日より順次放送中の「キングダム」第5シリーズ第3話では、作戦に失敗した信(CV:森田成一)を罰しに使者がやってきた。しかし信は逆に使者の腕を斬ろうとしたあげく埋めようと言いだし、「やっていることが草」「思わず笑ってしまった」と反響を呼んでいる。
アニメ「キングダム」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原泰久氏による人気漫画が原作。漫画は2013年に、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞している。物語は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信と、後の始皇帝となる若き王・エイ政(CV:福山潤)の活躍を描く中華戦国大河ロマン。2012年にアニメ化され、2022年に放送された第4シリーズでは「国内統一編」の完結までが描かれていた。
前回放送の第2話では、ラッパーでシンガーソングライターのNovel Coreが歌うED曲「RULERS」がアニメで初めて流れた。EDの映像は桓騎(CV:伊藤健太郎)の軍にスポットが当たり、桓騎や曲者揃いな部下たちが鮮やかな色彩で描かれた。Novel Coreは、アニメの公式サイトで「動機が冷たい狂気であっても、それが咲かせる真っ赤なダリア(流血)は時に栄華(ダリアの花言葉)に映る、と。歌詞の中にもキングダムファンなら分かる仕掛けを沢山入れていますので、楽しんでください!」などと楽曲についてコメントしていた。
第5シリーズのEDを見たファンは、「曲も色彩もかっこいい!」「この軍の特色出ててめちゃくちゃ良い」「うわっ!歌詞がめっちゃ桓騎!」とさっそく盛りあがっていた。
第3話「黒羊の夜」では、戦いの初日から作戦に失敗した飛信隊の所へ、手を組んでいる桓騎軍の使者がやってきた。使者は隊長である信の責任を問い、「右腕だけ斬り落として持ち帰る」と告げた。すると信は使者の腕に刃をあて、「うるせぇ!たかが初日からガタガタ言ってんじゃねぇ!戦は最後に勝ちゃあいいんだろうが!」と逆ギレ。さらに部下に穴を掘るよう命じ、「こいつら埋めて伝令は来なかったことにする」と言いだした。
信のまさかの行動に、ネット上では「信、逆ギレ笑」「やっていることが草」「開き直ってコメディやってる信には思わず笑ってしまった」「開き直りの天才信殿」と笑いを誘われる視聴者が相次いだ。
■第3話「黒羊の夜」
【あらすじ】
趙(ちょう)将・慶舎と紀彗(きすい)が率いる軍に阻まれ、秦軍は前線を押し上げることができないまま夜をむかえる。前線を大きく後退した場所に置かざるを得なくなった秦軍。そのことで斥候に出た羌カイの小隊は趙軍側に取り残されることとなってしまう。しかし、羌カイは逆にこの状況を利用し、密かに敵将を狙うのだが…。一方、敵の策略にはまり追い込まれることになった責任を問われた信は、あす以降の反撃を誓う。
※エイ政の「エイ」は環境依存文字
※羌カイの「カイ」は、正式にはやまいだれに鬼の字
(C)原泰久/集英社・キングダム製作委員会