【ブンデスリーガ】レヴァークーゼン0-0ボルシアMG(日本時間1月28日/バイアレーナ)
鬼気迫る決死のカバーリングだった。レヴァークーゼンの快足DFフリンポンがボルシアMG守備陣の背後に抜け出した場面で、GKと1対1にまで持って行ったかと思われた。この絶体絶命のピンチでMFノイハウスが全速力で帰陣。シュートを打たれる直前にスライディングタックルで止めると、サポーターに向かって勝利の雄叫びをあげた。
スコアレスで迎えた61分、レヴァークーゼンは右WBのジェレミー・フリンポンがボルシアMGのディフェンスラインの背後に抜け出すことに成功すると、自慢の快足を飛ばしてGKと1対1のチャンスが訪れたかと思われた。
この場面でMFフロリアン・ノイハウスは約40mを全速力で帰陣。最終ラインの選手ではないのにも関わらず、シュートモーションに入ったフリンポンに追いつくと、最後は気迫のスライディングタックルで決定機を阻止した。
絶体絶命のピンチを救ったノイハウスはアウェイサポーターに向かって雄叫びをあげて自らのファインプレーを喜んだ。
ABEMAで実況・解説を務めた下田恒幸氏と川勝良一氏の両名は「凄い」「素晴らしい」とノイハウスの守備を讃えている。
かつてはボルシアMGの絶対的な選手だったノイハウスだが、今季は序列を落しており、ブンデスリーガでは6試合ぶりの先発出場だった。決してフィジカルバトルが得意な選手ではないが、この場面ではいつも以上に彼の気迫が見られ、定位置の再奪取に向けて気合が入っている様子が伺えた。
(ABEMA/ブンデスリーガ)