【ブンデスリーガ】アウクスブルク2-3バイエルン(日本時間1月27日/WWKアレーナ)
決定機で”棒立ち”することしかできなかった。アウクスブルクMFヴァルガスはボックス内で味方選手からの完璧なラストパスが自身の目の前に届いたが、これをまさかのスルー。出し手側が把握できていなかったのか、このスイス代表MFは明らかなオフサイドポジションに立っており、絶好機をゴールに結びつけることができなかった。
アウクスブルクが0-1と追いかける展開で迎えた45+3分、相手陣内で2人がかりで挟み込みボールを奪ったホームチームは、左サイドから一気にカウンターのスイッチを入れる。
左サイドから入れられたクロスは相手DFに弾かれるが、こぼれ球をアウクスブルクMFクリスティヤン・ヤキッチが反応。彼が触れたボールはバイエルンの選手2人の間をすり抜けて、ボックス内のFWフィリップ・ティーツのもとに届いた。
同選手は上手く背中で相手を感じながら反転し、さらに前に残っていたMFルベン・ヴァルガスにラストパスを出した。しかし、スイス代表MFは完全なオフサイドポジションで、それを理解していたヴァルガスは棒立ちするしかなかった。バイエルンの守備課題が見えた場面で、非常に勿体無いシーンとなってしまった。
この場面で責任があるのはパスを出したティーツよりも、受け手のヴァルガスにあるだろう。というのも、同選手は味方選手が懸命に1点を狙っている中で、ただ1人オフサイドポジションで歩いており、半分諦めモードだった。このような怠慢プレーをしていてはゴールを奪えない。ホームサポーターもガッカリのプレーだったに違いないだろう。
(ABEMA/ブンデスリーガ)