【プレミアリーグ】ルートン・タウン4-0ブライトン(日本時間1月31日/ケニルワース・ロード)
橋岡大樹のライバルが爆走ゴールを決めた。ルートン・タウンの右ウイングバックでアイルランド代表のオグベネが裏に抜け出してGKをかわすと余裕の追加点。日本人DFとポジションが被るライバルの活躍には、ファンも「橋岡がんばれ」とエールを送る事態に。
1月30日、ルートン・タウンはシント・トロイデンから橋岡大樹の完全移籍での加入を発表した。その翌日、ホームにブライトンを迎えた一戦は、プレミアリーグ初挑戦となる24歳の万能型DFにとって登録前のため会場で試合を見守る試合となったが、自身のライバルとなる相手が圧倒的なパフォーマンスを披露し、橋岡に“宣戦布告”してみせたのだ。
開始20秒で先制に成功したルートン・タウンは3分、ベルギー代表MFアルベルト・サンビ・ロコンガが自陣左から逆サイドへロングフィードを送ると、そこに抜け出したのがアイルランド代表チドジー・オグベネだった。ワンバウンドしたボールを右から中央へ切り込む形でトラップすると、そのタッチで、飛び出してきたGKをかわし、あとは無人となったゴールに流し込むだけだった。裏抜け爆走からの、電光石火の追加点となった。
オグベネは、先制点のきっかけとなるクロスを右サイドから送って得点を演出するなど、わずか3分で両ゴールに絡んで違いを見せつけていた。その衝撃のパフォーマンスを見たファンが、橋岡大樹の出番を心配する事態となったのだ。
3-4-2-1のシステムを基本に戦うルートン・タウンにおいて、橋岡は右のウイングバックでのプレーが濃厚とされている。そうした事情からファンは、SNSを通して「オグベネいるのに橋岡でられるかな」「オグベネめちゃくちゃいいじゃん。橋岡がんがれ」「競争に勝てるように頑張ってほしい」と、エールを送っていた。
結果的に、ルートン・タウンは4-0と圧倒し、三笘薫が所属するブライトンに完封勝利。ハーフタイムには橋岡もファンの前に姿を表し、本拠地ケニルワース・ロードに詰めかけた大観衆に迎えられた。オグベネは26歳、橋岡は24歳。同年代の“先輩”とのポジション争いに打ち勝ち、橋岡は世界最高峰の舞台で自身の価値を示すことができるだろうか。
(ABEMA/プレミアリーグ)