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【映像】トイレも音が鳴るだけ… 断水生活の様子
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 1月1日起きた能登半島地震から1カ月が経過した。しかし、現在でも被災者の日常生活には大きな影響が残っている。特に断水が続く七尾市和倉町では、水が出ない生活での飲料水の確保や食事の準備、トイレの使用などが大きな課題となっているという。こうした現状について、七尾市和倉町に住む西川恒明さんに話を聞いた。

【映像】トイレも音が鳴るだけ… 断水生活の様子

━━断水が続く中での生活について教えてください。

西川さん:浴室や洗面所、トイレなどは全く使用できない状態。特にトイレは、近くの山水を溜めているプールから汲んできてバケツに入れ、それで流すという方法を取っている。

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━━断水生活ではどのような食事をされていますか?

西川さん:料理については、配給された飲料水を使用している状況だ。水が限られているのでカップ麺を食べることが多い。また、ご飯も紙皿にラップを敷いて乗せて食べるという工夫をしている。これにより、紙皿を洗わずにラップだけを捨てることができる。

 こうした状況のなかだが、通水作業は進行している。ただ、七尾市は県水の取水地から最も離れた場所であるため、他の市町に比べて通水が遅れている。現在は配水池に溜めた水を各家庭へ送る水道管の確認作業が行われているという。

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━━断水が解消される見込みはありますか?

西川さん:現在の情報では、3月中に通水する見込みだと聞いている。

━━地震から1カ月が経ちました。その間の生活はどのようなものでしたか。

西川さん:慣れたつもりでも実際には慣れていないと感じる。水が出ない生活が続いても、ついつい水を出そうとしたり、トイレを流そうとする習慣が抜けない。健康面についても、夜中の1時ごろに目が覚めてしまい、4時ごろまで眠れないこともある。

━━断水が解消されたら、まずは何をしたいですか?

西川さん:ゆっくりと風呂に入りたい。

(『ABEMAヒルズ』より)

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