【プレミアリーグ】リヴァプール4-1チェルシー(日本時間2月1日/アンフィールド)
世界最高峰のDFを蹂躙した瞬間だった。相手ボックス内でボールを受けたチェルシーMFエンクンクは華麗なターンでオランダ代表ファン・ダイクを翻弄すると、さらに相手DFの股を抜くフィニッシュ。素晴らしいゴールにはファンも「何この落ち着き」と感嘆の声をもらした。
素晴らしいゴールが生まれたのは0-3とチェルシーがビハインドで迎えた70分のことだった。敵陣中央でボールを受けたカーニー・チュクウェメカがドリブルで攻め込み、最前線に構えるフランス代表クリストフェル・エンクンクへパスを送る。
ボックス内の中央でボールを受けたエンクンクは体を右に開き、サイドへ展開する素振りを見せ、釣られたリヴァプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを手玉に取るようにして華麗に反転。最後はシュートブロックに入ったフランス代表DFイブラヒマ・コナテの股をダブルタッチで抜きさるフィニッシュで、ゴール右隅へと流し込んだ。
このスーパーゴールには、ABEMAで解説を務めたLeo the football氏も「試合のテンション的に3点取られた後なのに、コナテとファン・ダイク、GKアリソン相手に決めましたからね。決めたゴールの美しさはよく語られますけど、決めた相手を考えるとすごいゴール」とコメントするなど、大絶賛の様子だった。
今月初めに怪我をして、この試合が復帰戦となったエンクンク。首位を独走するリヴァプールを相手に、ブランクを感じさせない反撃の狼煙となるゴールを奪ってみせた。結果的に大敗を喫したチェルシーだったが、この活躍にはファンも「何この落ち着き」「エンクンクバグってる」と唯一の希望の光となったようだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)