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【映像】藤井棋王VS伊藤七段 「持将棋」成立の瞬間

 将棋の棋王戦コナミグループ杯五番勝負第1局が2月4日、富山県魚津市の「新川文化ホール」で行われ、富山県魚津市の「新川文化ホール」と伊藤匠七段(21)の対局は持将棋が成立した。藤井棋王にとっては、2016年10月のプロ入り以来公式戦で初。持将棋は通常の公式戦では千日手と同様に指し直しとなるが、タイトル戦は「引き分け」として扱われるため、スコアは両者ともに「0勝0敗1分」となる。

【映像】藤井棋王VS伊藤七段 「持将棋」成立の瞬間

 初防衛を目指す藤井棋王に、初タイトルを狙う伊藤七段が挑戦する注目の“同学年シリーズ”。開幕戦は藤井棋王の先手で角換わりになり、猛スピードで指し進められた。午前中から互いに入玉が見える激しい展開に。緊迫感漂う進行をたどり、どちらも相手玉を詰ます見込みがなくなったため持将棋の成立となった。

 対局は午後5時35分に伊藤七段が「持将棋ですかね」と発声し、藤井棋王も「はい」と応じて持将棋が成立。タイトル戦では指し直しではなく引き分けとして扱われるため、スコアは両者ともに0勝0敗1分となった。タイトル独占中の藤井棋王だが、2016年10月のプロ入り以来公式戦での持将棋の経験はない。伊藤七段は1回の経験がある。

 次戦の第2局は2月24日に石川県金沢市の「北國新聞会館」で指される。

◆持将棋 双方(少なくとも片方)の玉が敵3段目以内に入り、どちらも相手玉を詰ます見込みがなくなった場合を指す。両対局者の合意によって成立し、玉を除く大駒1枚を5点、小駒1枚を1点として数え、両対局者の点数が各々24点以上ある時は、持将棋となる。公式戦では千日手と同様に指し直しとなるが、タイトル戦は「引き分け」として扱われる。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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