【ブンデスリーガ】バイエルン4-1ボルシアMG(日本時間2月3日/アリアンツ・アレーナ)
針の穴を通す完璧なスルーパスで観客を沸かせた。バイエルンのドイツ代表MFトーマス・ミュラーが絶妙なタイミングでドイツ代表レロイ・ザネへスルーパス。惜しくもゴールとはならなかったが、決定機の演出にファンは「ミュラーいると動きがある!」と絶賛した。
スーパーアシストに迫ったシーンは、0-0で迎えた9分のことだった。左サイドでカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスがパスカットし、中央のミュラーへパスを送る。少し浮き球になりパスがズレたが、ミュラーは難なく反転しながらトラップすると、針の穴を通す絶妙なスルーパスを通す。ザネが流れるようにトラップからシュートを放ったが、惜しくもゴール左へ外れてしまった。
ABEMAで解説を務めた風間八宏氏は「パスのタイミングが完璧でしたね。このタイミングしかない、素晴らしい。あえて言えばもっと足元でも良かったと思いますが、さすがのパスでした」と絶賛。技術に拘りを持ち、深く追及することで知られる風間も思わず舌を巻いた。
同様にファンも「やっぱりミュラーいいな!」「ミュラーいると動きがある」とチーム最古参のレジェンドの活躍に大興奮の様子だった。
バイエルンはこの試合に3-1で勝利しリーグ3連勝。ミュラーはこの勝利でバイエルン通算500勝を達成し、クラブ史上初の快挙となった。2008年のデビュー以降バイエルン一筋でプレーするベテランが、衰えを知らずに輝きを放つその姿に、チームメイトも奮起したのではないだろうか。ミュラーこそが、首位奪還を目指すチームにとって欠かせない存在であることを証明した。
(ABEMA/ブンデスリーガ)