【ブンデスリーガ】バイエルン4-1ボルシアMG(日本時間2月3日/アリアンツ・アレーナ)
まるで重戦車のような強烈タックルが炸裂した。バイエルンのモロッコ代表DFヌイサル・マズラウィが、後方から迷いなく突進。相手がしばらく悶絶するほど、迷うことなく豪快にボールへの執着心をみせた。この試合を通じてファンは「マズラウィ良かった!」と好印象の反応だ。
問題のシーンはバイエルンが0-1とリードされて迎えた37分のことだった。敵陣中央からやや右の位置で、バイエルンのドイツ代表MFトーマス・ミュラーがボールを受けると、裏へスルーパス。これに反応したマズラウィだったが、トラップミスによりボールが流れた。相手DFがマズラウィとボールの間に体を入れ、ゴールキックに持ち込もうとしたところに、マズラウィが後方から勢い良くスライディングタックルを仕掛け、DFは悶絶する事態となった。
解説を務めた風間八宏氏は「この試合はかなり相手が下がって守っているので、後ろから人数を増やしていかないとチャンスは作りきれない。今日の仕事は重要になりますね」とコメント。その言葉通り、果敢な攻め上がりで攻撃に厚みを増す活躍を見せた。
マズラウィは1月までモロッコ代表としてアフリカネイションズカップに参加していた。惜しくもベスト16で敗退となってしまったが、コンディションは良いようで「マズラウィ良かった!」「ほんと上手い!」とバイエルンファンから称賛の声が上がっている。
また、この日はガラタサライから加入した新戦力DFサシャ・ボエがデビュー戦となった。スピードとフィジカルに長けたフランス人DFとの熾烈なポジション争いにも、今後目が離せない。
(ABEMA/ブンデスリーガ)