【プレミアリーグ】アーセナル3-1リヴァプール(日本時間2月5日/エミレーツ・スタジアム)
アーセナルほどのトップクラブでもGKとDFの連係ミスからゴールを許した。CBのウィリアン・サリバとすれば相手FWに身体をぶつけてキープをしている間にGKにボールを回収して欲しかったのだろうが、この2人の呼吸が合わず、痛恨のオウンゴールを献上してしまった。
アーセナルが1-0とリードして迎えた90+3分、リヴァプールはボックス内に浮き球のパスを送ると、これをCBのサリバがFWルイス・ディアスよりも先に身体を入れてボールをブロック。難なくピンチを脱したかと思われた。
しかし、サリバがボールをブロックしているタイミングで、GKのダビド・ラジャが飛び出すのが遅れてしまった。その隙を見逃さなかったディアスが強引にボールに触れて折り返すと、それがCBガブリエウ・マガリャンイスに当たってそのまま自軍ゴールへと吸い込まれた。
この痛恨のオウンゴールでの失点に、ABEMAで解説を務めたLeo the football氏は「サリバとすれば自分で搔き出すこともできたんですけど、それだとクリアボールが不安定になるので、だったらラジャが出てきてキャッチングしてくれたらっていう考えだったんだと思います。ただ、ですよね。一方、ラジャからすれば自分が前に出ることでカオスになることが嫌だったんで、ちょっとステイしてしまった。その一瞬のところでルイス・ディアスが粘りましたね」とコメント。アーセナルの選手たちの連係ミスが起きた理由を分析していた。
視聴者も「あー!!」「オーマイガー!」「まじで事故ったな」「何それ」「何が起きたの?」と、予想外の形でのオウンゴールに驚いた様子だった。
ABEMAで実況を務めた野村明弘氏が「日本人にとってはタイムリーなシーン」と伝えたように、AFCアジアカップ2023準々決勝イラン代表戦で、守備時に日本代表の2人のCBが重なってしまい、そのこぼれ球にGKが出てこれないという現象があった。今回のアーセナルのケースも、自陣ボックス内で少しでも判断が遅くなったことで、それが致命傷になった。どちらも、一瞬で局面が変わるサッカーの恐ろしさが良く伝わる場面だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)