【WWE】SMACKDOWN(2月2日・日本時間3日/バーミンガム)
王座戦で相手が持ち込んだ凶器を奪い“理不尽な反則負け“を喫したレスラーが強烈なリベンジを敢行。レフェリーも欺く手際の良い凶器隠蔽ムーブに、ファンも思わず唸るひと幕があった。
WWEでケビン・オーエンズとオースティン・セオリーが対戦。1月28日の『ロイヤルランブル』でUS王者のローガン・ポールから奪ったメリケンサックの使用が見つかり、レフェリーに「反則負け」を宣告されたオーエンズだったが、この日は失敗から学び強烈な一撃で雪辱を果たした。
前回の試合、“ほぼ勝ち試合”が一転、ローガンが持ち込んだ武器を奪ったことで反則裁定を受け納得の行かないオーエンズ。小狡い方法でタイトル防衛したローガンは「もうリマッチはやらないぞ」とふんぞり返りながら、テストマッチと称して刺客のセオリーを用意し、望まぬ相手と戦うよう仕向けた。
試合はセオリーが旋回式のシャットダウンなどクリティカルな攻撃を見せるもオーエンズがことごとくキックアウトして粘る展開に。しびれを切らしたローガンが、レフェリーの隙をつきセオリーにメリケンサックを手渡すお馴染みのセコいアシストに出た。
直後、スーパーキック一撃で簡単にメリケンサックを奪ったオーエンズを見て、ローガンはレフェリーに「あいつ凶器持ってるぞ!」と女性レフェリーに報告するが、オーエンズはタイツに凶器を忍ばせ「持ってない」と涼しい顔。
リング内にはセオリーのタッグパートナー、グレイソン・ウォーラーが上がり込み介入を試みるが、オーエンズはメリケンサック着用の拳でぶん殴り排除した。さらにセオリーのアゴにも鉄製の右拳を叩き込み楽々とカウントスリーを奪って勝利。直後には再び凶器をタイツに巧妙に隠した。
女性レフェリーも念の為、オーエンズの拳をチェックするが「持ってないわね…」と納得の勝ち名乗り。先週の敗戦から学習したオーエンズにファンからは「上手いな」「隠す知識をつけたクマさんw」「あんなので殴ったら顔骨折しないか?」「バレテナーイ」など反則行為とはいえ要領よく立ち回ったと称賛する声が多く集まった。
一方、自ら用意した凶器を利用され敵に塩を送る形となったローガンは、オーエンズの顔を見ると突っ走って退散。試合前こそ手八丁口八丁で調子づいていたが、チャンピオンとは思えないヘタレっぷりに「逃げ方うめえw」「逃げ足が速すぎる」などファンも呆れた様子だった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)