【ブンデスリーガ】バイエルン3-1ボルシアMG(日本時間2月3日/アリアンツ・アレーナ)
バイエルンの爆速王の強い気迫を感じた場面だった。ボルシアMGのサイド攻撃を持ち前のスピードを活かしたスライディングでシャットアウトしたデイヴィスは、自身の好プレーでピンチを脱すると雄叫びをあげた。これには満員のアリアンツ・アレーナも大歓声に包まれた。
バイエルンが2-1でリードして迎えた81分、ボルシアMGがセットプレーのクリアボールを拾うと、そこから右サイドで二次攻撃をスタートさせた。
ボールを受けたボルシアMGのフランス人MFフランク・オノラが同じフランス人MFのマヌ・コネとのワンツーで抜け出すと、中央の選手にクロスを上げる体勢に入る。
一度相手に置いていかれたバイエルンの左SBアルフォンソ・デイヴィスだったが、自慢のスプリントで守備に戻ると、間一髪のところでスライディング。相手の折り返しのボールを何とか足に当ててコーナーキックへと逃れた。
この試合でABEMAの解説を務めた風間八宏氏は「この選手(デイヴィス)が活き活きすれば、もの凄いスピードでチームに武器が増えますね」と、バイエルンのスピードスターがチームにとって大きな武器であることを強調した。
ABEMAの視聴者は「さすがデイヴィス」「しっかり守備に戻ってくるな」と反応。カナダ代表DFの好守備を讃える声が多く寄せられた。
デイヴィスはホームで敗れた18節ブレーメン戦で軽い守備対応をしてしまい、失点に絡んだばかりだった。今度は相手にやらせまいと、1点差の場面で見事に身体を張ってチームを助ける守備を披露。逆転でのブンデスリーガ優勝に向けて、彼の気迫が伝わる場面だった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)