【プレミアリーグ】アーセナル3-1リヴァプール (日本時間2月5日/エミレーツ・スタジアム)
断末魔の叫びが響き渡ったが、それ以上にファンのブーイングが鳴り響いた。アーセナルのイングランド代表DFベン・ホワイトが足を削られファウルを受けたが、微妙な接触に見えたことで、リヴァプールファンは「当たってないだろ!」と怒り心頭だった。
問題のシーンはアーセナルが1-0とリードして迎えた44分だった。イングランド代表DFベン・ホワイトはハーフウェーライン付近でイングランド代表MFデクラン・ライスへ預け、リターンパスを受ける。自陣へバックパスを試みたところで、ボールを蹴ったと同時に、リヴァプールのコロンビア代表FWルイス・ディアスが奪いに来た足が接触してしまう。直後、ホワイトは断末魔の叫びを挙げながらピッチに倒れ込んだ。
かなり痛がっているホワイトだったが、かすめただけのわずかな接触に見えたこともあり、リヴァプールファンも「当たってないだろ」「全然ファウルじゃない」「これは厳しい判定」「審判間違えた?」と怒り心頭で、判定に納得いかない様子だった。
ABEMAで解説を務めたLeo the football氏が「さっきの流れからのお返し的な雰囲気ですね」とコメントしたように、このシーンのおよそ40秒前、ルイス・ディアスはアーセナルのブラジル代表DFガブリエウから厳しいタックルを受けたものの、ノーファウルの判定となっていた。定かではないものの、その仕返しの意図があったのかもしれない。
ホワイトは、セットプレー時に相手GKへファウルスレスレの地味な嫌がらせをするなど、端正な顔立ちに似合わないヤンチャな一面を含めてファンから愛される選手だ。本当に痛かったのか、それとも演技だったのか。真相はわからないものの、ホワイトなら演技しかねないと思ったリヴァプールファンも多かっただろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)