【プレミアリーグ】アーセナル3-1リヴァプール(日本時間2月5日/エミレーツ・スタジアム)
1本のパスが局面を動かした。アーセナルDFアレクサンドル・シンチェンコからの横パスを受けたMFマルティン・ウーデゴールは、リヴァプールの最終ラインがバラバラになっている隙を突いてダイレクトでスルーパスを供給。このワンプレーをキッカケにホームチームにビッグチャンスが生まれ、最後はFWブカヨ・サカがゴールネットを揺らした。
スコアレスで迎えた14分、リヴァプールの前線と中盤を最終ラインに食いつかせたアーセナルは、少ないボールタッチで一気に前進を図った。
左SBのジンチェンコが中央のウーデゴールにパスを出した時点で、リヴァプールの最終ラインは統率が取れておらず、ボールホルダーにもプレッシャーを与えることができていなかった。
この状況でウーデゴールはダイレクトで前線へスルーパスを供給。FWカイ・ハヴァーツが見事な抜け出しでGKとの1対1を迎えると、彼のシュートはリヴァプールの守護神アリソンに止められたが、そのこぼれ球をFWサカが詰めてアーセナルが先制に成功した。
「サカうめえなあ」「サカかっこよ」とゴールを決めたサカはもちろん「ウーデゴール上手すぎ笑」「完璧すぎる」「やっぱウーデゴールなんよ」「マジで一瞬」とアーセナルの貴公子の神スルーパスを称賛するコメントが溢れた。
ABEMAで解説を務めたLeo the football氏は「ハヴァーツもサカもラインを見ながら裏に抜けているのが素晴らしいですね。ウーデゴールにパスが入った時点でワンタッチのパスが貰えるビジョンがあったと思う」とコメント。ユニットでしっかりと理解し合っていたからこそ生まれたゴールだと分析していた。
この試合でウーデゴールはチーム最多の3つのラストパスを通すなど、司令塔として中盤から舵を取った。昨シーズンと比較をするとゴール数は伸びていないが、この場面のようなチャンスクリエイトの局面で高い貢献度をみせている。リーダーシップがある上に怪我も少なく、理想のキャプテンと言えるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)