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【映像】増田七段の発言に驚く渡辺九段のリアクション(2分頃~)
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 日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」で、渡辺明九段(39)率いるチーム関東Bのメンバーが神奈川県内で「地域会」を開いた。横浜・八景島シーパラダイスに向かった一行だったが、メンバーの増田康宏七段(26)からは「水族館初めてなので楽しみです」と驚きの発言も。渡辺九段は「そんなことあります!?これが今の若手棋士の生態ですよ…」と驚きを隠せない様子だった。

【映像】増田七段の発言に驚く渡辺九段のリアクション(2分頃~)

 将棋を通した地域活性化を目指し、日本将棋連盟の羽生善治会長(53)が立案した新棋戦のABEMA地域対抗戦。東京・神奈川を配下に最多エントリーとなった関西Bを束ねる渡辺監督は、横浜市出身でタイトル12期のレジェンド・森内俊之九段、同出身の永瀬拓矢九段、東京都昭島市出身の増田七段、東京都世田谷区出身の伊藤匠七段を出場登録棋士に選出した。

 東京で行った1回目の地域会に続き、今回は神奈川県へ。水族館やアトラクションなどの複合型海洋レジャー施設「横浜・八景島シーパラダイス」(シーパラ)に向かった。ロケ翌日に対局を控える永瀬九段は欠席となったが、メンバー4人と進行役の貞升南女流二段はウキウキの表情。中でも増田七段は「僕は水族館自体が初めてなので、今日はすごく楽しみに来ました!」。

 この発言に、一同はビックリ。シーパラに限らず水族館といえば小・中学校での課外授業、家族・友人とのお出かけの定番スポットだが、「東京に住んでいると意外と行かないんですよ」という増田七段に対し、渡辺九段は「そんなことあります!?あるでしょ普通!」と驚きの声を上げていた。さらに「皆さん、これが今の若手棋士の生態ですよ…」。現代将棋は数日単位から数時間単位でも進化を続けていると言われており、それを上回り結果を出すためには1日の多くの時間を研究に投じる棋士も多い。渡辺九段は「水族館などには行かず、ひたすら将棋の研究をするわけだね」と分析。呆気にとられる渡辺九段をよそに、増田七段は人生初の水族館で珍しい海の生き物の見学やイルカとのふれあいをたっぷり楽しんでいた。

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 さらに一行は、永瀬九段の父・宏さんが経営するラーメンの名店「川崎家」へ。「家系ラーメン」でしょう油とんこつのスープが絶品で、チャーシューやコーン、茎わかめなどのトッピングも人気だ。永瀬九段はこの日の地域会に不参加となったが、ボリュームたっぷりの一杯で英気を養っていた。

 最後に向かったのは横浜市の「横浜やんけ将棋道場」。ここではメンバーが多くの子どもたちに指導対局を行い、ファンとの交流を楽しんだ。1日を通して神奈川県の名所を巡りパワーチャージしたチーム関東B。優勝候補チームとして堂々、スローガンの「2000万の声援を力に」を掲げて日本一を目指す。

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◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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【映像】東京都内の将棋スポットを巡ったチーム関東Bの「地域会」パート1
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