「世界水泳ドーハ2024」5日目が2月6日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)チームテクニカル決勝では、予選2位の日本チームが275.8787点で3位に入り、日本に今大会初のメダルをもたらした。「雷」をテーマにした振り付けらしく、足を斜めにしたり、両肘を曲げたりと、度々“雷ポーズ”を披露。今夏に行われるパリ五輪に向けて、課題もありつつ勢いをつけるメダルとなった。
雷のマークをあしらった水着で登場した8人は「1、2、3、4…」という声に合わせてプールサイドに登場し入水前にポーズ。勢いよく飛び込むと、キレのある動きでテンポを上げていった。時折、姿勢や隊形に少し乱れがあったものの、全員が揃って上半身を水面に出し、両肘を曲げての雷ポーズは迫力十分。後半に進むに連れて、さらに呼吸を合わせると、苦しい終盤でもしっかりと足を動かし力強く演じ切った。
今大会はパリ五輪の選考会にもなっており、チームはアクロバティックルーティン・テクニカルルーティン・フリールーティンという3種目の決勝の合計得点によって選ばれる。すでに出場権を獲得している国や地域を除いて、上位5チームに入れば出場権獲得となる。アクロバティックルーティンでは7位と出遅れたものの、テクニカルルーティンは3位に入り、ラストのフリールーティンが、さらに注目されることとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)