【スコティッシュ・プレミアリーグ】ハイバーニアン1-2セルティック(日本時間2月8日/イースター・ロード)
日本代表FW前田大然が“左足”で完璧なクロスを上げた。左ウイングで先発した前田が、ワントラップから中央へピンポイントのクロスボールを配球。残念ながらゴールにはならなかったものの、このプレーには元日本代表・安田理大氏も「100点」と大絶賛だ。
注目のシーンは、セルティックが1-0とリードして迎えた53分のことだった。セルティックは相手のプレスをものともせず攻撃を組み立てると、中央のマット・オライリーに入った縦パスから一気に攻め込む。デンマーク代表MFが左に展開すると、そこで待っていたのがこの日、左ウイングで先発出場していた日本代表FW前田大然だ。
前田は、やや浮いたボールを胸でトラップして前を向くと、ハーフバウンドで間髪入れずに利き足とは逆の左足でクロスを上げる。ピンポイントで中央に送られたボールは、アイルランド代表FWアダム・アイダがダイレクトで合わせたものの、このフィニッシュは惜しくもクロスバーに弾かれてしまう。さらには、アイダの抜け出しがオフサイドだったこともあり、いずれにせよゴールにはならなかったものの、決定機を生み出した一幕だった。
このプレーを目撃したABEMAの解説・安田理大氏は、「クロスは本当に100点」と大小判。さらには「浮いているボールを、(前田は)右利きですが左足でしっかりとコントロールした。本当に素晴らしい。しっかりと優しいボールを上げました」と絶賛した。
アジアカップから戻ったばかりで先発した前田はこの日、71分までプレー。味方の足元にピタリと届けたクロスだけでなく、代名詞でもあるスピードと、試合を通して強度の落ちることのないプレッシングでセルティックの攻守をけん引。チームは終盤、2-1と勝ち越して8試合無敗とし、勝ち点で並んでいたレンジャーズの試合を前に首位を堅持した。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアリーグ)