「世界水泳ドーハ2024」6日目が2月7日に行われ、男子3m飛板飛込決勝では、中国勢が金銀を独占する中、1m飛板飛込決勝で金メダルのオスマル・オルベラ イバラ(メキシコ)が、498.40点で銅メダルを獲得した。最終6本目の演技は、中国勢を上回る難易度の大技にトライし、抜群のキレから水しぶきをあげない“ノースプラッシュ”での入水。今夏のパリ五輪で、中国勢の牙城を切り崩す期待の19歳に、解説者からも「素晴らしい!ほぼパーフェクト!」の声が飛んだ。
【映像】キレキレのひねりにノースプラッシュ!敵選手も拍手するオルベラ イバラの演技
整ったルックスに鍛え抜かれた肉体がまぶしい19歳のオルベラ イバラ。5156B(前宙返り2回半3回ひねりえび型)は難易度3.9で、金・銀を獲得した中国勢の2人が選んだ109C(前宙返り4回半抱え型)の難易度3.8を上回る。力強い踏み切りで宙に舞い上がると、前方に2回転半する間に、鋭く3回ひねるキレのある動き。ばっちりとタイミングを合わせて、美しい姿勢で入水を迎えると、当然のように水しぶきは実に小さなものだった。
会場からも大歓声が起きたが、演技を見ていた他国の選手からも思わず拍手が贈られるほどの出来。まだまだ伸びしろ十分のオルベラ イバラ。覚えておいた方がいい大注目選手だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)