バイエルンの魂が、4試合ぶりのスタメン出場で流石のパフォーマンスを見せた。針の穴を通すような"変態的パス"にファンも歓喜した。
バイエルン一筋16シーズンを迎えたドイツ代表FWトーマス・ミュラーだが、今季は出番が限られている。ドイツ紙『ビルト』も「ミュラーがトゥヘル体制の下でどん底の状態になっている」と報じるなど、非常事態となっていた。
しかし4試合ぶりにスタメン出場となった第20節のボルシアMG戦では、9分に浮き球のパスを反転しながらトラップし、そこから針の穴を通す絶妙なスルーパスでドイツ代表FWレロイ・ザネのシュートを引き出した。
さらにドイツ人MFアレクサンダル・パヴロヴィッチのゴールを華麗にアシスト。37本中31本のパスを通して成功率84%を達成し、タックルも4回中3回を成功させるなど、71分に交代するまで攻守にわたって何度もスタジアムの観客を沸かせた。
ミュラーの活躍ぶりにSNSなどでは「ミュラーがいる方が縦への意識が高まるな」「ミュラーいると動きがある!」「ミュラーがスタメンにいるべき」など、レジェンドのプレーを求める声が多くあった。
これでリーグ戦3連勝としたバイエルンは、次節に首位のレヴァークーゼンと対戦する。2ポイント差で迎える負けられないシックスポインターだけに、ブンデスリーガを12回制覇したミュラーの経験が必要だろう。首位撃破に向けてバイエルンの魂のプレーに注目だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)