【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ2-0エヴァートン(日本時間2月10日/エティハド・スタジアム)
”魔術師”から最高のラストパスが飛び出した。1点を追いかけるエヴァートンが前掛かりになっていたタイミングでカウンターを発動させたマンチェスター・シティは、MFデ・ブライネからFWハーランドへ完璧なスルーパスが通る。このパスが決定的となり、勝利を決定づける2点目が決まった。
マンチェスター・シティが1-0とリードして迎えた85分、DFナタン・アケが粘り強い守備でボールを刈り取ると、ホームチームが前掛かりになっていたエヴァートンの隙を突いてカウンターを狙った。
オランダ代表DFからパスを受けたケヴィン・デ・ブライネは、素早いターンで前を向くと、利き足とは逆の左足で、スペースに走り込んでいたFWアーリング・ハーランドにラストパスを出した。
ボールは走っていたノルウェー代表FWの足元に吸い付くように目の前でピタッと止まり、良い姿勢でボールを持ったハーランドはドリブルで前進。最後はエヴァートンDFジャラッド・ブランスウェイトを自慢のフィジカルで吹き飛ばして、勝利を決定づける2点目を決めて見せた。
2人の怪物によって完結した脅威のカウンターについて、ABEMAで解説を務めたLeo the football氏は「ハーランドとお前の欲しいのはこれだろ?という。この2人の兄弟感いいですよね」と2人の間で完成している連係の良さを絶賛していた。
ABEMA視聴者も「デ・ブライネとハーランドチートやん」「魔法と怪物」「このホットラインよ」「あのパス気持ち良すぎるて」「利き足で打てるルート」と、ゴールを演出した両選手に賛辞の声を送っていた。
昨季デ・ブライネはハーランドに対してリーグ戦だけで9アシストを記録するなど、両者のコンビネーションは熟練の域に達している。今季は2人とも負傷のため戦列を離れている期間が長かったが、ピッチに戻ればそれだけでマンチェスター・シティの攻撃は活性化される。逆転でのプレミアリーグ制覇に向けて、彼らの活躍は欠かせないものになるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)