【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ2-0エヴァートン(日本時間2月10日/エティハド・スタジアム)
プレミアリーグの試合で突如として”柔道技”が飛び出した。ボールを巡る主導権争いの最中に、マンチェスター・シティDFルベン・ディアスがエヴァートンFWカルヴァート=ルーウィンに首投げを食らったのだ。この凶悪プレーにスタジアムはブーイングの嵐に包まれた。
スコアレスで迎えた26分、エヴァートンDFジェームズ・ターコウスキが前線へと長いボールを入れてクリアをすると、それを収めようとしたドミニク・カルヴァート=ルーウィンとマンチェスター・シティDFルベン・ディアスがマッチアップした。
その際にポルトガル代表DFはイングランド代表FWの腰当たりを掴むホールディングでブロック。これに怒ったカルヴァート=ルーウィンは、ルベン・ディアスの首を掴んでそのまま柔道技のようにして投げ飛ばした。
普通であれば大ダメージを受けてもおかしくない危険なプレーだったが、ルベン・ディアスは見事な受け身で衝撃を回避し、そのまま主審に対して激しく抗議を行った。しかし、ポルトガル代表DFの抗議も虚しく、カルヴァート=ルーウィンにはカードが提示されないまま、エヴァートンボールのリスタートで再開となっている。
この場面について、ABEMAで解説を務めたLeo the football氏は「引っ張って投げ飛ばしてましたね」とコメント。ABEMA視聴者からも「柔道かな」「ええぇ」「一流アスリートは受け身もやばいな」と、ツッコミの嵐だった。
ちなみにイギリスは柔道が盛んで、度々、日本人のオリンピック金メダリストも渡英している。今季の開幕前にはラヒーム・スターリングが海老沼匡さんがコーチを務めるチームにトレーニング参加するなど、柔道はサッカー選手からも一目置かれている競技だ。この場面でルベン・ディアスが華麗にみせた「受け身」は、怪我と隣り合わせのスポーツには欠かせない動きで、多くのアスリートがトレーニングに取り入れていることで知られている。
(ABEMA/プレミアリーグ)