【プレミアリーグ】シェフィールド・ユナイテッド0-5ブライトン(日本時間2月18日/ブラモール・レーン)
世界中で物議を醸しているブライトンの日本代表FW三笘薫への悪質タックル。シェフィールド・ユナイテッドの選手の発言が火に油を注いでいる。
問題となったシーンは11分。三笘は左サイドでボールを受けると、得意のドリブルを開始。急反転から相手を剥がして縦に抜けようとしていた。するとそこへ、カバーに入ったイングランド人DFメイソン・ホルゲートが、躊躇することなくスライディングを見舞う。すると「ボコっ」という鈍い音とともに三笘と交錯し、タックルを受けた三笘はピッチに倒れ込んだ。
このプレーで両チームは一触即発の事態に。さらにリプレイ映像で確認してみると、ホルゲートのスライディングはボールではなく三笘の左足の太もも付近を捉えている。さらにスパイクの裏が完全に食い込んでおり、三笘は衝撃で大きく吹き飛ばされた。主審もオンフィールドレビューの結果から、ホルゲートにレッドカードを提示した。
このプレーについてシェフィールド・ユナイテッドのキャプテンを務めるボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFアネル・アフメドジッチはイギリス『BBC』で「レッドカードが試合を台無しにした。僕の意見を聞かれれば、レッドではない。ピッチで見た限りでは違うと思った。リプレイは実際よりも厳しいものに見えるかもしれないが、ピッチ上での見解では公正なタックルだった」と、正当なプレーだったとの主張を譲らなかった。
一方、シェフィールド・ユナイテッドのクリス・ワイルダー監督は「長くプレーしてきた選手にとって、それは問題ない挑戦だったように思う。つまり強力で、激しい挑戦だった。しかしタックルのタイミングは間違っており、正しい判断が下されたと思う」とコメント。レッドカードは正当なジャッジだったとの見方を示した。
このプレーについてはイギリスの識者たちも反応している。イギリス『スカイスポーツ』で解説を務めるジェイミー・レドナップ氏は「ここ数年見た中で最悪なタックルの一つ。スキャンダラスなタックルだったと思う」とホルゲートを非難している。
また『BBC』ではアラン・シアラー氏も「ひどいチャレンジだったよ。レッドカードに値したことは間違いない。彼は完全にボールを逃し、その後も足を高く上げた。信じられないほど危険だった」とコメントを残している。
(ABEMA/プレミアリーグ)