【WWE】RAW（2月19日・日本時間20日／アナハイム）
1人で4人を相手に圧倒したレスラーの無尽蔵のスタミナ。ラリアット（クローズライン）8連発から、相手をロープに逆さ吊りで串刺しにする「犬神家の一族」を彷彿させるDDTを炸裂させるなど、異次元のキレキレぶりに会場が興奮した。
R‐トゥルース＆ザ・ミズ＆“DIY”ことトマス・チャンパ＆ジョニー・ガルガノと“ジャッジメント・デイ”ダミアン・プリースト＆フィン・ベイラー＆JDマクドナ＆ドミニク・ミステリオの8人タッグが行われた。先週R‐トゥルースを“ジャッジメント・デイ”が集団で痛ぶる場面で救出、結束した“DIY”の2人だったが、この試合では一人で悪の軍団相手に無双するチャンパの活躍ぶりに注目が集まった。
ヒール軍団ながら連携に定評のある“ジャッジメント・デイ”は、流れるようなタッチを繰り返しながらガルガノを徹底攻撃。しかしチャンパがリングに入ると、フィン、JD、ドミニクらを次々と場外へ。さらにフィンにクローズラインを2連発してリングに戻ったJD、コーナーのフィンに追撃、JD、フィン、JDとリングを縦横無尽に走り回ってエンドレスにクローズラインを打ち続けた。締めの8発目はリング中央で2人まとめてダブル攻撃。圧巻のシーンだった。
これに飽き足らずリングへ戻ったダミアンに膝を入れたチャンパは、JDをスクールボーイで丸め込みロープに脚を固定すると、エレベイテッドDDTを炸裂させた。クローズライン4発、さらにDDTとフルボッコ状態のJDは映画『犬神家の一族』の佐清のようにマットに突き刺さり逆さ＆直立状態に…。ファンからは「あー突き刺さったー」「死んじゃう死んじゃう」といった声が漏れた。
このチャンパの無尽蔵のタフなパフォーマンスにはファンも大興奮。「いいねチャンパ！！」「すげえ元気」「これは盛り上がる」という声援のなか、さらに場外のダミアンに回転式のクロスボディ、ドミニクにビックブーツと無双状態を続け、リング内でリバースDDTと怒涛の技17連発を達成した。
チャンパ祭りとなった試合は、先週も好ファイトを見せた52歳のR‐トゥルースがこの日も躍動。「R‐トゥルース」コールの大歓声のなかダミアンと真っ向勝負を挑んだが、力及ばず最後は『サウス・オブ・ヘヴン』に沈んだ。（ABEMA／WWE『RAW』）
