【セリエA】インテル 4-0 サレルニターナ(日本時間2月17日/ジュゼッペ・メアッツァ)
そのパスはあまりにも美しく、鋭かった。インテルに所属するイタリア代表DFのアレッサンドロ・バストーニは、自陣左から1本のパスで前線のターゲットへ。まさしくレーザービームのような弾道のロングフィードには、海外ファンも「ブラボー!」と驚嘆した。
セリエA第25節、インテルがホームにサレルニターナを迎えた試合で、いきなりの決定機が訪れた。3バックの左に入っていたバストーニは6分、自陣左サイドからフリーになると、一気にロングフィードを狙う。
左足から放たれた鋭いキックは、まるで弾丸。相手DFの頭上を越えて、絶妙なタイミングで抜け出したイタリア代表MFのニコロ・バレッラの元へと到達した。胸トラップで収めたバレッラが間髪入れずに放ったフィニッシュは惜しくもクロスバーに阻まれたものの、パス1本で敵陣を貫通した40メートルのレーザービーム・パスは、あまりにも衝撃的だった。
この試合でインテルは4ゴールを挙げたが、SNSではバストーニのパスが最も話題に。セリエA公式のXやインスタグラムが動画を投稿すると瞬く間にバズり、海外ファンからは「ブラボー!」「足で出したボールとは思えない」「なんてパスだ」「とんでもないロングパス」「破壊的」「ゲームより凄いな」など称賛の声が挙がった。
現在24歳のバストーニは、データサイト『transfermarkt』が算出する推定市場価値だと6000万ユーロ(約98億円)の高評価。セリエA全体で6位タイ、DFだと最も高価な選手となっている。本職の守備面のみならず、今回の超絶パスが証明したように攻撃面における貢献度も大きな魅力だ。
(ABEMA de DAZN/セリエA)