【セリエA】フロジノーネ 0-3 ローマ(日本時間2月19日/ベニート・スティルペ)
「本当に18歳でDFなの?」と疑いたくなるような、圧巻のゴラッソが大きな話題となっている。ローマに所属するオランダU-19代表のDFディーン・ハイセンが、ハーフウェーラインからドリブルで敵陣に駆け上がって約38メートルを疾走。ペナルティーエリア外からミドルシュートを突き刺したのだ。
セリエA第25節、ローマはアウェーでフロジノーネと対戦。0-0で迎えた38分に、4バックの左CBで先発していた195cmの長身DFが圧巻の先制弾をマークした。
ハーフウェーライン上でボールを受けたハイセンは、迫り来るDFをかわしてドリブルをスタート。グングン加速して相手を置き去りにすると、最後はペナルティーエリア手前で相手DFを華麗なテクニックで抜き去って右足でフィニッシュ。現地実況が「ディス・イズ・ハイセン!」と絶叫したシュートはそのままネットに突き刺さり、38メートル独走&超絶ミドルという衝撃的な先制弾となった。
ゴール直後、ローマの仲間が歓喜の輪を作る中、ハイセン自身はクリスティアーノ・ロナウドのお馴染みのセレブレーション「クリロナ・ポーズ」を披露して喜んだ。
セリエCに所属するユベントスのBチームでプレーしていたハイセンは、この1月にローマにレンタル移籍したばかりの18歳だ。ジョゼ・モウリーニョの後任となったダニエレ・デ・ロッシ新監督に気に入られ、DFながら23節に続くゴールでチームに貢献した。
スタジアムに詰めかけたサポーターが頭を抱えて「マンマミーア(なんてこった)」と反応したゴラッソは、SNSでも話題に。「衝撃的だ」「なんてこった!」「彼は持ってる」「美しい」「素晴らしい」「マジかよ」「怪物だ」「ユベントスよ売ってくれ」など話題沸騰となった。
ローマはこのゴールを皮切りに3点を奪ってアウェーで快勝。評価急騰の神童ハイセンは続くトリノ戦(2月27日)でも活躍できるか、注目される。
(ABEMA de DAZN/セリエA)