【明治安田J1リーグ】ジュビロ磐田0-2ヴィッセル神戸(2月24日/ヤマハスタジアム)
【映像】開始4分、元日本代表・川島永嗣の牙城を崩す低弾道のスーパーボレー
「これがJリーグ王者だ」と言わんばかりの豪快な一撃で、昇格組のジュビロ磐田から電光石火の先制点を奪ってみせた。ヴィッセル神戸のMF汰木康也がCKのこぼれ球を豪快ダイレクトボレーを突き刺し先制ゴール。これにはファンも「復活のゴラッソ」「めちゃくちゃ嬉しい」と大喜びの様子となった。
注目のシーンは試合開始して間もない4分だった。ヴィッセル神戸が右CKを得ると、キッカーを務めたDF初瀬亮が左足でゴール前へ送るが、ジュビロ磐田DF伊藤槙人がヘディングでクリア。このクリアボールが高く上がりボックスの外へ出るが、絶妙なポジショニングでこぼれ球を待ち構えていた神戸MF汰木康也が、落下するボールに上手く合わせて右足一閃。抑えの効いた低弾道のシュートは磐田DF陣の間をすり抜け、元日本代表Gk川島永嗣にも触れさせずゴールネットを揺らした。
圧巻の先制ゴールにSNSでは「汰木復活のゴラッソ」「最高だわ汰木」「汰木復活の兆し!!」「汰木のゴールめちゃくちゃ嬉しいわ」とファンが大喜びの様子だった。
解説を務めた成岡翔氏も「大振りになるところですが、しっかりミートして枠に入れる高い技術のシュートだと思います」とコメントし、その技術の高さを賞賛した。
試合は神戸が2-0で勝利。昨年悲願のJリーグ優勝を果たした王者が、相変わらずの攻撃力で幸先の良いスタートを切った。汰木は昨シーズン、チームが調子を上げる一方でリーグ後半戦は出番を大幅に減らしていた。優勝を果たしたとはいえ、悔しさが残るシーズンだっただけに、今シーズン開幕戦でのゴールは自身にとってもファンにとっても嬉しいゴールに違いない。神戸のドリブラーの完全復活に今後も注目だ。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)