日本人女子レスラー、妖艶衣装で“肩出し、舌出し”敵地ファンと煽り合いの珍事「姐さん格が違う」圧巻のヒールっぷりにファン興奮

【WWE】イリミネーション・チェンバー（2月24日／パース）

　日本人女子タッグ王者に敵地5万人のファンから大ブーイングの洗礼。しかし、振り袖風の妖艶な衣装での入場の際には、ブーイングを楽しむかのように敵地ファンを煽る“肩出し、舌出し”貫禄の珍行動を連発。「姐さん格が違う」と日本ファンも大興奮の一幕があった。

【映像】妖艶衣装で“肩出し、舌出し”の挑発連発

　WWE女子タッグ王者“カブキ・ウォリアーズ”ことカイリ・セイン＆アスカがオーストラリア・パースで開催されたプレミアム・ライブ・イベント「イリミネーション・チェンバー」に急遽出場。インディ・ハートウェル＆キャンディス・レラエと防衛戦を行い、会場を埋めた5万2590人のアウェイの洗礼を受けた。

　人気タッグチームであるカブキ・ウォリアーズは、普段であればヒールながら声援を受けることもしばしばだが、この日の対戦相手は地元オーストラリアのインディということもあり、彼女の凱旋に完全アウェイといった状況。

　この日も艶やかな衣装で堂々と入場してきた2人。すると、アスカは大ブーイングに呼応するように舌を出し、親指を下に向けて観客を煽る、煽る。衣装をはだけさせ、さらに煽る、煽る。いつものように舞うような動きで颯爽とランウェイを闊歩するが、5万人超えの観客からは大ブーイングが響いた。解説の堀江ガンツも「今一番憎悪を煽っている2人」と紹介するが、普段でもここまでのアウェイ状態は珍しい。

　「インディ・ハートウェル！」の大合唱のなかではじまった試合。インディの攻撃に声援が飛ぶやり難い状況だが、そこは百戦錬磨のカブキ・ウォリアーズ。カイリが体勢を崩したインディの頭をボコボコと平手で殴る荒っぽい攻撃を見せると、アスカがパースの観客に向かって「どうや！」と挑発するジェスチャーを見せるなど余裕の表情。肝の座ったアスカの態度にファンから「煽ってる」「姐さん格が違う」「良いブーイングだ」といった言葉が並んだ。

　圧倒的ホーム状態に得意の合体技など健闘を見せたインディ＆キャンディスだが、カイリがリング下からインディの足を引っ張り分断に成功すると最後は孤立したキャンディスに得意のアスカのバックブリーカーとトップロープから降り注ぐカイリの高角度の「インセイン・エルボー」の合体技で見事勝利。勝利後も総立ちのブーイングを受けながら颯爽とリングを後にした。（ABEMA／WWE『イリミネーション・チェンバー』）