【WWE】イリミネーション・チェンバー(2月24日/パース)
因縁のYouTuberをつけ狙うレスラーが大暴走。鬼の形相で突如、隣にむくっと現れた瞬間が怖すぎて「ホラー映画w」「嫌がらせやw」など騒然となるひと幕があった。
プレミアム・ライブ・イベント「イリミネーション・チェンバー」がオーストラリア・パースで開催され「男子チェンバー戦」はLAナイトとドリュー・マッキンタイアからスタート。ケヴィン・オーエンズ、ボビー・ラシュリー、ランディ・オートン、ローガン・ポールの順にポッド(待機ボックス)が開き死闘を展開した。互いに因縁が絡み合う6人の選手たちだが、なかでも因縁の深いケヴィン・オーエンズとローガン・ポールの戦いは「プロレスではなく単なるケンカ」レベルの戦いとなった。
ポッド(待機ボックス)内でそわそわしながら飢えた獣のように荒ぶっていたオーエンズは激闘を横目につねに“宿敵”ローガンをマーク。カウントダウンがはじまるとローガンのボックス前にむくっと現れ、仁王立ちで待機する徹底ぶりで、自らボックスのドアをこじ開けてローガンをボッコボコに殴打。
試合そっちのけでローガンだけをつけ狙う執念深さに、ファンからも「待ってるw」「ホラー映画w」「張ってて草」「獲物確保」「完全にストリートファイト」「刃牙かよ」など騒然となった。
さらにオーエンズはドアを閉めて密室で攻撃を続ける。解説の堀江ガンツが「電話ボックスの決闘ですね。不良同士ですよこれ(笑)」、実況の塩野潤二アナウンサーも「完全にいじめっ子ですよ」と苦笑いのなか、凄惨な戦いが続いた。
堀江の「こいつさえ痛めつけられればなんでもいいんだという考えですね」のコメントどおり、ポッドから無理やりローガンを引きずり出したオーエンズは、抱えあげて隣のポッドにローガンの股間を殴打するなど大暴れ。その後もリング、場外と「チェンバー戦」でも変わらぬローガンとオーエンズの抗争が続いた。
試合は予選で不慮な脱落を喫したAJスタイルズが乱入し、原因となったLAナイトをパイプ椅子で襲撃する波乱もあったが、最後はオートンとマッキンタイアが一騎打ち。しかし脱落したはずのローガンが、オートンをブラスナックル(メリケンサック)で殴りノックアウト。マッキンタイアが予期せぬ優勝を果たした。(ABEMA/WWE『イリミネーション・チェンバー』)