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ラ・リーガレアル・マドリード 1-0 セビージャ(日本時間2月26日/サンチャゴ・ベルナベウ)

 38歳になっても衰え知らずの天才が眩い光を放った。レアル・マドリードのMFルカ・モドリッチが、圧巻のトラップでディフェンスを剥がすと右足を一閃。美しい弾道のシュートで劇的な決勝ゴールを挙げたのだ。

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 本拠地サンチャゴ・ベルナベウにセビージャを迎えてレアル・マドリードは、チャンスを作りながらも決めきれず、試合終盤を迎えていた。

 ところが82分、7分前から途中出場していた背番号10が試合を動かす。ボックス内でブロックを敷くセビージャの守りに対して、パスを繋いで崩しにかかったレアル・マドリードは、ウルグアイ代表MFのフェデリコ・バルベルデがボックス内にフィード。一旦は相手に弾き返されたが、このボールをモドリッチが回収する。

 クロアチア代表MFは、右足に吸い付くようなトラップでマークについた相手の逆を最も簡単に外すと、すかさず右足を一閃。緩いカーブがかかった鋭いシュートは、横っ飛びをした相手GKでも届かない完璧なコースへと吸い込まれた。

 歓喜に沸くベルナベウ。チームメートたちに祝福されたモドリッチは、ファンの声援に答えるような咆哮でこれに応えた。このゴールにSNSでは「タッチ神、コース神」「えぐいシュート決まった!」「また魔法を見せてくれた」「トラップで勝負ありだったな。うますぎる!!」「鳥肌たったわ」「なんでそんなことできるの?」など驚きの声が並んだ。

 モドリッチとレアル・マドリードの現行契約は今季限りとなっており、現時点では新契約が発表されていない。スペイン紙『AS』によればクラブは選手としてではなく、コーチングスタッフとしての契約を打診したという。しかし本人は現役続行を希望しており、2012年の入団から12年の時を経て、2024年夏に退団するとの見方が強まっている。

 それだけにSNSでは、「やっぱりマドリーにはモドリッチが必要」「モドリッチは不死鳥」「今すぐ契約更新してくれ」「まだまだ現役でいけるって」「年齢なんて関係ない」「頼むよペレス会長、ルカと延長してくれ」といった背番号10の残留を願う声も多く見られた。

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