在米日本大使館が公式Xで歌手のテイラー・スウィフトについて投稿し、反響を呼んでいる。
【映像】テイラー・スウィフト、噂の新恋人
テイラーといえば、2月7日から4日間にわたって行った東京ドームでの来日公演でおよそ22万人のファンが押し寄せた。そんな中、注目されたのが、在米日本大使館が公式Xでポストした異例の声明だ。
「コンサート終了後に東京を出発すれば、スーパーボウルが始まる前に余裕を持ってラスベガスに到着できますよ」(在米日本大使館 公式Xより)
テイラーは、アメリカンフットボールのプロリーグNFLの決勝戦、スーパーボウルに進出している「チーフス」のトラビス・ケルシー選手と交際中。11日に彼が出場する試合に、10 日まで日本公演のテイラーが間に合うのかという問題に注目が集まっていた。在米日本大使館は、飛行機で12時間、時差が17時間あることから、コンサート終了後に東京を出発すればスーパーボウルが始まる前に余裕を持ってラスベガスに到着できると宣言。スーパースターの観戦と言えど、なぜ大使館がこのような声明を出したのか。
元在米国日本国大使館職員の深作ヘススさんは、「ずっとアメリカ国内でも『テイラーが間に合うのか?』と報道が続いていたこともあって、そこに便乗をして、あえて国の紋章を入れて『日本も心配してますよ』『重要なイベントなんだ』と、日米関係の深さを表すきっかけにしたんだと思う」と説明。
アメリカ国民にとってスーパーボウルとは、国を挙げての一大イベントだ。経済効果はおよそ2.6兆円とも言われており、毎年試合翌日は約1600万人が会社を休むという驚きの数字も。
「日本大使館がメッセージを出したというのは、アメリカでも報道され、逆に日本国内でも『わざわざ大使館が出したらしいよ』ということで注目を集めるのに一役買った」(深作ヘススさん)
また、深作さんによると政治的なメッセージも大きいという。「テイラーさんは、2016年の大統領選の際に、民主党のヒラリー・クリントン候補を応援するということを公言しており、若者に対して政治参画を促すようなメッセージを強く発するようなアーティストでもあり注目されているので、日本大使館としても『安心してテイラーさんをお戻しできますよ』と言いたかったのではないか」と推察した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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