高身長で筋骨隆々の“規格外”ラッパーが、ボクシング日本ヘビー級王者のボディに渾身パンチを12発打ち込む異例の出来事が沖縄で実現した。
これは、プロ10戦 10勝(8KO)、WBC世界ブリッジャー級16位でもある但馬ミツロのボディを自由に10秒間殴り、“効かせる”ことができれば1000万円を手に入れられるという「但馬ミツロの腹パン散歩」という企画での一コマ。これまで、歌舞伎、ミナミ、西成、沖縄の繁華街と“拳自慢”を探し歩いてきたが、いまだ成功者は現れていなかった。
今回、街を歩きながら強そうな人物に声をかけるという従来のシステムとは異なり、「俺なら効かせられる」という挑戦者がすでに沖縄県のとある場所に集合。「腹パン祭り」として、但馬を待ち構えた。
そこには日本アームレスリングヘビー級のランカー、地下格闘技を100戦経験してきた二冠王者など、屈強な男たちがずらり勢ぞろい。
5人目までが終わり、次に登場したのが、「入ってきたときから目立っていた」という身長180センチの但馬より上背のあるタトゥーの男。アメリカ人とのハーフで「I’m a rapper」と職業を名乗り、Tシャツを脱ぐと、見事な筋肉に覆われている。
但馬より上背に勝る男の破壊力はいかなるものか。10秒がスタートすると、重そうな右ボディを連発。但馬は、その一発一発を「シャアッ!シャアッ!」と声を上げながら、計12発のパンチを笑顔で受け切った。打ち終わったラッパーの男は「(ボディが)硬かったっす」と、現役プロの凄さを体感したようだった。
但馬は、亀田興毅ファウンダーが手掛けるプロボクシング興行「3150FIGHT」に参戦しており、3月31日に名古屋国際会議場で行われる「3150FIGHT × PRIZE FIGHTER in NAGOYA」において、世界ランカーとの試合が組まれる予定となっている。