「花粉症になってからめちゃくちゃ歯が痛いんだけど」「歯が痛いから歯医者行ったら花粉症の影響って診断された」
春が近づきSNSで報告が相次いでいる歯の痛み。中には虫歯ではなく、花粉症が原因であることも。
一体どういうことなのか?
キーデンタルクリニックの小林保行院長は「花粉症やインフルエンザや風邪で鼻炎を引き起こした時に、鼻の横にある上顎洞という副鼻腔に炎症が伝わり、歯が痛むことがある」と説明。
歯が痛む原因は歯の根元と近い副鼻腔の炎症。この副鼻腔炎によって神経が圧迫され、「虫歯がなくても痛みを感じる」という。
「噛む時に痛むという方、じんじんと痛む方、頭痛がする方、さらには目が圧迫されるような痛みだったり顔面全体が痛いという方も。他にも走ると痛い、階段の登り降りをすると痛む、お辞儀をした時に痛みが出るというケースも特徴的であり、どの歯が痛いかわからないという症状を訴える人も」
小林院長によると、痛みは副鼻腔と近い奥歯で出やすいという。歯の痛みが虫歯によるものなのか、鼻からくるものなのか、レントゲンやCTを撮影し判断するという。その際に虫歯がないと判明すれば耳鼻科の領域だ。
一方で、虫歯が原因で副鼻腔炎を発症することもあるため、歯の痛みを感じたらまずは歯医者に相談することを小林院長は勧めている。
「虫歯が大きくなったりしたことで炎症や感染が副鼻腔に流れ込むと歯性上顎洞炎という“歯からくる副鼻腔炎”になる。 歯が痛いとなったらまずは歯医者へ。歯は痛くないけど鼻の横が重い、目が圧迫される場合は耳鼻科を受診してほしい」
(『ABEMAヒルズ』より)
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