【セリエA】ラツィオ 0-1 ミラン(日本時間3月2日/スタディオ・オリンピコ)
ミランのテオ・エルナンデズが意地のドリブル突破を見せた。この日、怪我を抱えての出場となったフランス代表DFは、試合を通じて攻守でやや精彩を欠いたものの、試合終了間際に決定的なチャンスを創出。チームに勝点3をもたらした。
試合を動かす決定的なシーンは87分に起こった。自陣ハーフウェーライン手前でボールを受けたテオは左サイドからドリブルを開始。急加速して敵陣に入ったあたりでラツィオのマテオ・ゲンドゥージに激しく寄せられ引っ張られたが、耐え抜いてむしろ吹っ飛ばす。
そこから左サイドに開いたラファエウ・レオンにパスを渡すと、ポルトガル代表は即座に中央にクロス。最後はゴール前の混戦の末、途中出場のFWノア・オカフォーが決定的な決勝ゴールを叩き込んだ。
練習で打撲を負っていた影響か、この日のテオは攻守で拙いプレーが多かった。しかし最後の最後で、これまで何度も違いを作ってきた必殺のゴリゴリ突破から決勝ゴールを生み出す大仕事をやってのけた。SNSにはファン「テオの運び、ゲンドゥジめっちゃ引っ張ってんのにそれを感じさせない強いドリブルで最高」「スーパーなドリブルやった」「よく倒れなかったな」「十八番のパワフルドリブルでたよ」など称賛のコメントで溢れた。
ちなみに、この試合はDFルカ・ペッレグリーニ、DFアダム・マルシッチ、MFマテオ・ゲンドゥージとラツィオに3人の退場者が出る大荒れ模様となったが、ミランがなんとか勝点3を持ち帰ることに成功した。
(ABEMA de DAZN/セリエA)