【セリエA】ラツィオ 0-1 ミラン(日本時間3月2日/スタディオ・オリンピコ)
起こるべくして起こった乱闘だったと言えるかもしれない。試合終了時点でラツィオのフィールドメンバーはわずか8人、3人もの選手が退場したのだ。ここまで荒れた試合で選手たちが不満を隠し切れるわけもなく、試合後に両者チームが入れ乱れて乱闘騒ぎとなった。
試合は後半に動いた。88分にミランのFWノア・オカフォーが決勝ゴールを決める一方、ラツィオ側は57分にルカ・ペッレグリーニ、90+4分にアダム・マルシッチ、90+6分にマテオ・ゲンドゥージが退場処分と大荒れした。
そのうち少なくともマルシッチのレッドカードはかなり微妙で、前半にはPKでもおかしくないシーンも見逃されていたため、とりわけラツィオの選手はマルコ・ディ・ベッロ主審やミランに対して大きな不満を抱いていたことだろう。試合終了のホイッスルが鳴り響いた後、両チームは一箇所に集まり揉み合いになる結果となってしまった。
スタッツサイト『Opta』によると、セリエAで3枚ものレッドカードが出た試合は、2012年11月のパレルモvsボローニャ戦以来になる。およそ12年ぶり大荒れゲームとなった。
批判を浴びるのが、ディ・ベッロ主審だ。試合をコントロールできず乱闘に繋げたとして、とりわけ地元メディアが怒り心頭。『Cittaceleste』は「スキャンダラスな主審。3人も退場させ、PKを見逃し、基準はずっと曖昧」、『Corriere Dello Sport』は「試合のコントロールを失い、不可解な選択でラツィオを緊張させた。全ての決定的なエピソードで管理を誤った」、『LAZIO PRESS』は「恥ずべきディ・ベッロ。全てが非現実的な状況で、この試合の選手採点はディ・ベッロのせいで誰にも付けられない」などと報じた。
(ABEMA de DAZN/セリエA)