【ブンデスリーガ】フライブルク2-2バイエルン(日本時間3月2日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
堂安律が吹っ飛ばされた衝撃シーンだ。ブンデスリーガの爆速王アルフォンソ・デイヴィスに挑んだ日本代表MFだが、ノーファウルで食い止められて対人勝負で完敗。しかもカナダ代表が渾身のガッツポーズを見せるなど、煽られてしまう始末だった……。
69分、右サイドでボールを受けた堂安はタイミングを見計らってシザースからの縦への持ち出しでドリブル突破を測った。虚を突く判断で、対峙するデイヴィスを完全に抜き去ったように思えたのだが、やはりブンデスリーガの爆速王はすごかった。
少し不利な状態からのスピード勝負だったのだが、気がつけばデイヴィスが日本代表MFの前に下半身を入れてボールを突くことで突破を止めただけでなく、堂安にボールを当ててゴールキックをもぎ取ったのだ。接触プレーに対するファウルもなく、この完璧な対応を見せたデイヴィスは、おもむろにガッツポーズで完勝をアピールしたのだった。
対照的に、堂安はやや抗議する素振りを見せたものの、すぐさま対人戦の勝敗を素直に受け入れ、悔しげな表情を見せていた……。
一連のプレーにはABEMA視聴者も「強いなー」「速いw」「ガッツポーズしてたぞw」とデイヴィスに対して驚く声もあったが、堂安に対しても「堂安あそこで縦いくの好き」「デイヴィスにニア突破は熱い」など称賛のコメントもあった。
本来、もう少し内側に絞った位置やゴールに近い位置で本領を発揮する堂安だが、フライブルクではサイドに張って仕掛けるプレーを要求されている。難しい場面も多い一方で、“デュエル大国”においてトップレベルにあるDFを相手に1対1を仕掛けることで、プレーの幅を広げる結果になるかもしれない。日本代表戦士の今後の成長に期待だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)