【ラ・リーガ】バルセロナ4-0ヘタフェ(スタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス)
2人のホットラインで攻撃が完結した。バルセロナの右SBクンデがボールを持った瞬間に右WGのファフィーニャが相手ディフェンスの裏へ抜ける動きをみせると、そこにピンポイントのロングパスが出た。ブラジル代表FWはそのままGKと1対1を迎え、先制ゴールを決めている。
スコアレスで迎えた20分、バルセロナが2人の連係で拮抗していた試合展開を動かしている。
右SBのジュール・クンデがタッチライン際でボールを持った瞬間に右WGのハフィーニャが裏に抜け出す動きをみせた。すると、フランス代表DFから美しい放物線を描いたピンポイントのフィードが飛び出し、前に出たハフィーニャが相手GKとの1対1を冷静に沈めてバルセロナが先制に成功した。
この場面で注目したいのがストライカーのロベルト・レヴァンドフスキのポジショニングである。ヘタフェのCBはマンツーマンでポーランド代表FWをマーク。このシーンでは、レヴァンドフスキがトップの位置から下がっており、ハフィーニャの前方のスペースが広く空いていた。
そこにクンデが相手スペースへ、ゴール方向への回転をかけたパスを出したことで、裏を取ったブラジル代表FWが簡単にGKと1対1のチャンスを作ることに成功した。
ハフィーニャは年明け以降、怪我の影響で戦列を離れていた時期があり、今節が復帰後初の先発出場だった。この絶好のチャンスをモノにしてみせたブラジル代表FWは、61分にも追加点のアシストを記録。16歳FWラミン・ヤマルの注目度が高まる中で、自らの存在価値を示してみせた。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)