関西大学 宮本勝浩名誉教授の試算によると2024年の「ネコの経済効果」は約2兆4941億円と推定され、これは2023年の阪神タイガースの18年ぶりのセ・リーグ優勝(日本一は38年ぶり)の経済効果=約872億円の29回分に相当するという。
この試算は飼育費用やネコの出演、カフェやグッズ、ネコを目的とした旅行などから算出。1匹の年間飼育費用はおよそ12万2052円であり、ネコの日本経済に対する貢献は非常に大きい。
この“ネコノミクス”について、経済アナリスト森永康平氏は「この試算は単純な掛け算などによって算出しているため、実際はさらに高いかもしれないし、低いかもしれない」とした上で「うちの実家でも猫を飼っているが、猫を飼うと動物というよりも子どものような扱いになるため、お金をかけてしまう」と述べた。
さらに森永氏は今後起こり得る経済効果について「ネコノミクスがあるのであれば、イヌノミクスも起こり得るだろう」とした上で「ペット不可の住まいも多いため、AIやロボット技術の進化を受けて、よりリアルなロボット猫、ロボット犬などが流行すると、市場が倍増する可能性ある。実際、ロボットと長年過ごすと本当のペットのようになるといい、高齢者がいずれ飼えなくなる自分の代わりに育ててくれる里親を探すイベントがあるほどだ」と分析した。
(『ABEMAヒルズ』より)
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