【ラ・リーガ】バレンシア 2-2 レアル・マドリード(日本時間3月3日/メスタージャ)
ノーファウルの判定に、ブラジル代表が怒りをあらわにした。レアル・マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオールは、バレンシア戦で果敢に突破を図ったシーンで相手に倒されたものの、審判は吹かなかった。結果、ヴィニシウスは地面を殴りつけながら吠えていた。
ゴールレスで迎えた23分、タッチライン際でパスを受けたヴィニシウスはボールをさらしながらコース取りを変える絶妙なドリブル突破を仕掛けた。
天才ドリブラーは相手を惑わす緩急と圧倒的な加速で、対峙したバレンシアのDFディミトリ・フルキエの前に出るが、最終的には押し倒されるように防がれてしまった。
ボックスに入るか入らないかギリギリのところで転倒したヴィニシウスだが、主審のジャッジはノーファウル。スロー映像で見ると、フルキエが手を使って押し倒しており、納得がいかないヴィニシウスは地面を殴りつけ、「ファウルだろ!」と言わんばかりの表情を見せた。
この試合でヴィニシウスは、50分に右足、76分にヘディングでゴール。しかし、MFジュード・ベリンガムがヘディングシュートで挙げた決勝ゴールが、MFブラヒム・ディアスがクロスを上げる直前に試合終了のホイッスルが鳴ったとして取り消される大事件が発生。ヴィニシウスも怒りが収まらず、相手に襲いかかる一触即発の事態となった。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)