【セリエA】ラツィオ 0-1 ミラン(日本時間3月2日/スタディオ・オリンピコ)
「さあカウンターだ!」という絶好のタイミングで、よりによって二度も主審に邪魔されてしまった。これには視聴者も「かわいそう」「普通にチャンスやったぞ」と同情の様子だった。
【映像】審判が連続ブロック→ラツィオ10番がブチギレの一部始終
問題のシーンはゴールレスで迎えた32分だった。ミランのFWクリスチャン・プリシックからボールを奪ったラツィオは、MFルイス・アルベルトがカウンターを仕掛けようと右サイドを走るFWフェリペ・アンデルソンへの展開を狙った。
しかし、右足で出したスルーパスはレフェリーに直撃。ラツィオの背番号10はさらにそのこぼれ球を拾い左足でパスを出したが、またも主審に当たって失敗。カウンター攻撃のチャンスを潰されたL・アルベルトは激しいジェスチャーでブチギレした。
このシーンにSNSでは、「審判にボール2回も当たるの不運すぎる」「可哀想だな…今の」「普通に通ってたらチャンスやったぞ」と同情の声が多く見られた。
ラツィオは12分にPKに見えたシーンが見逃され、さらに57分にルカ・ペッレグリーニ、90+4分にアダム・マルシッチ、90+6分にマテオ・ゲンドゥージが退場処分を食らって0-1で敗戦。マルコ・ディ・ベッロ主審への不満が爆発し、試合後には主審やミラン陣営と揉み合いになるカオスとなった。現地メディア『laziochannel.it』によればL・アルベルトも試合後の取材エリアで、「俺に話を聞くのか? ディ・ベッロに聞けよ!」と捨て台詞を吐いたという。
ちなみに、スペイン代表歴もあるL・アルベルトは、入団8年目で背番号10を担うラツィオの絶対的ゲームメーカー。2023年夏に加入した日本代表MFの鎌田大地は、開幕当初はその相棒として起用されたが徐々にゲンドゥージにポジションを譲り、現在はL・アルベルトの控えという立ち位置だ。このミラン戦でもベンチに入ったが出番はなかった。
(ABEMA de DAZN/セリエA)