【セリエA】ナポリ 2-1 ユヴェントス(日本時間3月4日/スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ)
ナポリの名物会長が話題だ。フヴィチャ・クヴァラツヘリアのゴラッソで先制に成功すると、ホームスタジアムは歓喜に包まれた。その中で人一倍ノリノリだったのが、誰あろうナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長だった。
ユヴェントス戦の44分、クヴァラツヘリアの豪快なボレーシュートでナポリは先制すると、ホームスタジアムは歓喜に包まれた。中継映像にサポーターたちの喜ぶ様子が映されている中で、人一倍喜ぶナポリの会長の姿があったのだ。しかもただ喜ぶだけでなく、周囲のスタッフと一緒に「跳ばない奴はユヴェンティーノ」のチャントに乗ってノリノリで飛び跳ねていたのだ。
この際の動画が現地メディアで紹介され、SNSで拡散されると、ナポリ・ファンからは「会長可愛い」「さすがや」「最高や」、ユヴェントス・ファンからは「品がない」「節度を欠いている」「会長がファンと一緒のことをするのはどうなんだ?」などの声が出ている。
イタリアでは南北の格差問題が大きく、イタリア南部のナポリは歴史的に貧しさが原因で北部の人間から蔑視されてきた。そのためユヴェントスが本拠地を置くトリノを敵視している歴史がある。デ・ラウレンティス会長が先制ゴールに大喜びしたのは、そのためだ。
試合は最終的に2-1でナポリがユヴェントスを撃破。ナポリの街は大きな喜びに包まれた。
(ABEMA de DAZN/セリエA)