＜大相撲三月場所＞◇初日◇10日◇大阪・エディオンアリーナ
力士が己のプライドをかけ、体と体をぶつけ合うーー。大相撲春場所がついに幕を開けた。
初場所で復活優勝を遂げた横綱・照ノ富士（伊勢ヶ濱）は節目となる10度目の優勝を懸けて臨む。初日は小結・錦木（伊勢ノ海）に寄り切られ、黒星を喫した。
波乱の初日となり、ABEMAで解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「ちょっと（照ノ富士の）腰が高いかな。強引に綺麗な相撲を取ろうとしてる。らしくない横綱の相撲かな」とコメント。一方、錦木の相撲に関しては「褒めてあげたい」と称賛していた。
また、初場所の優勝決定戦で照ノ富士に屈した、新大関の琴ノ若（佐渡ヶ嶽）は、前頭二枚目・熱海富士（伊勢ヶ濱）を叩き込みで下した。悔しさを胸に、初の幕内優勝を飾れるか、注目が集まる。
大関・豊昇龍（立浪）は、前頭筆頭・宇良（木瀬）に肩透かしで土をつけられ黒星スタート。大関・霧島（陸奥）も、小結・阿炎（錣山）に引き落としで敗れた。かど番で迎えた大関・貴景勝（常盤山）は、元大関で前頭筆頭・朝乃山を叩き込みで下し、白星発進。
なお、初日から満員御礼の垂れ幕が下がり、入場券は千秋楽まで完売している。
（ABEMA／大相撲チャンネル）
