【WWE】SMACKDOWN（3月8日・日本時間9日／ダラス）
ハリウッドスター・レスラーに観客から容赦ない罵声チャントが飛ぶ異常事態。「俺はお前らの上司だ！」「黙れ“どスケベ亀仙人”」など強烈な罵り合いのなか、冷静だった人気レスラーの張り手がドウェイン・ジョンソンの額に炸裂する事態に発展した。
WWEで、先日一方的に提案された『レッスルマニア』初日でのザ・ロック＆ローマン・レインズvsコーディ・ローデス＆セス・ロリンズのタッグマッチ要求に対する、コーディ組の公開回答が行われた。権力を振りかざす悪党と化したザ・ロックに観客から過去最大級の大ブーイングとお下劣チャントが起きた。
ついに4人がリング上で顔を合わせると、観客はコーディ・コールの大声援。勢いづいたコーディは「そんな条件を設定する権利があるのか？」と疑問を投げかけると、ロックは「今すぐ黙れクソガキ！」と毒づき応戦するが、最近ロリンズが命名したロックの下品なあだ名「下痢ピー・ドウェイン」に便乗し、会場は「下痢ピー！下痢ピー！」の大合唱となる。
異例のお下劣チャントに一瞬ムッとした表情を見せたロック。一方、「1日目のタッグマッチに勝ったら、翌日のタイトル戦は通常ルール、負けたら何でもありのルールで行う」と勝手な“オレ様ルール”に、ついにロリンズがブチ切れ「いい加減黙れよ、オレの話しを良く聞け“どスケベ亀仙人”、タッグマッチやってやるよ！」とパワーワードで口撃。
これは日本字幕が用意した“超訳”だが、ロックのスキンヘッドにグラサン姿は亀仙人そっくりとあってファンも「亀仙人ｗ」「似てるけど」「声出して笑った」「実写に出れる」と反応した。
その後も両軍の罵り合いはヒートアップし、激昂したロックが「俺はお前らの上司だ！」「もし負けたら2度とチャンスは与えない」と、実際にWWEの親会社の取締役であることを背景にしたパワハラ発言で再び恫喝。
さらに「確か貴様は3人兄弟の末っ子だったな。そして貴様は兄と姉より20歳ほど若かったな。どうしてか分かるか？貴様が“過ち”だったからだ」と強烈な侮辱ワードを吐き出すと、冷静だったコーディも堪忍袋の緒が切れてビンタを一閃。
強烈な一発を貰ったロックは、きっちりとタメを作り、うつむき加減から睨みつけて不敵な笑みを浮かべた。ここで番組が終わる思わせぶりなエンディングに「悪いなぁ…」「終わるなよ！」「WWE史上最大のシーンかも」とファンも大盛り上がりだった。
（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
